花園居(かぞおのきょ)で漬物つくり三昧。

  • 2018.12.27 Thursday
  • 10:40

JUGEMテーマ:手作りの漬物


青首大根やら、煮物用の大根やらを沢山つくって干してあったので、
冬篭り用の食糧備蓄の作業もしておかないと、、ということでたくわんを漬けることにしました。

買えばすぐ手にはいる漬物ですが、
添加物だらけのたくわんは苦手なので、今年もがんばって漬けます。



今年は茶事の準備などもしていたから大根堀が去年より1か月ほど遅かったみたい。
でもあわてず収穫。多少遅くても全然かまわない。。



収穫の後は、こうして日の当たりそうなところにくくって10日以上干します。
干し過ぎて、からからになっても漬ける時に水分は必要なので、もう少し干したいところを切り上げるのがポイントかな。

この子達がこれから漬ける大根。
計ってみたら11キロほどありました。
さてさて、たくわんの塩と糠の割合ってどんなだったけ?




と、ここで去年のノートを取り出して塩や他材料をボウルで調合。
去年よりは気持ち塩分を少な目に、辛子も多めにしてみました。




ここでうちの糠投入。
材料を全て一緒にします。

ちなみに分量ですがこんな具合です。
  • 米ぬか:10〜20%
  • 天日塩:3%〜5%
  • 砂 糖:0〜4%
  • 赤唐辛子:5kgに3本
  • 粉辛子と昆布も少々
  • 水(様子をみて)



大根と、調味料と糠を良いあんばいにお重ねて、基本終了。
去年はこんな曖昧な作り方でも、たくわんらしいものができて結構おいしかったです。
美味しくできあがりますように、とお願いして重石を載せます。

今度来た時に水があがっているといいんだけれど。。



2か月くらいしたら食べ始めてみよう。
と、この日はたくわん漬け以外にも白菜を漬けてみたのでした。
漬物ババアと化した1日でした。
 

雪が来る前に。収穫しとかなくては

  • 2018.12.26 Wednesday
  • 11:31

年末は大寒波が来るそうである。
そうなるともう外での仕事は雪かきくらいしかない。

雪が来る前に畑の仕事をしてしまわなくては、、。
だって冬の野良仕事は想像以上にせつないものだから。。

ここでつたない体験からだが、
天候と土の関係による冬の農作業の心持を書いてみた。。

その1)ただ寒い場合
土が凍てついて収穫もままならない。ネギなどはポッキンと途中で切れてしまう。
 
その2)少し暖かい場合
朝の霜が溶けて土はじゅくじゅく。作業は泥だらけで、大根洗いなども凍てつく水でせつない。

その3)雪が降って埋もれてしまう場合。
何もしない。ある意味平和。


朝、畑に到着するとこんな状態であった。
午前中は茶事のかたずけをして終わるだろうから、昼のあとに畑で収穫をしてしまおうと決める。



昼ごはんをたべて、雪は解けて暖かいけれど
やっぱり思ったとおり土はぐじゅぐじゅ。


泥だらけになりながら、この日に収穫した野菜達はこちら。

冬に美味しい「ちじみほうれん草」。霜にあたる度に美味しくなってくる。




キャベツもまあまあの大きさになってきた。4個ほど収穫した。




こちらは野沢菜。
あまり大きくしないほうが柔らかくて好き。

お隣のウラコさんには「あんまり大きくならねえな。」
とかわいそうがられ、おすそわけをいただいてしまった。
大株でつけるより、切漬けのほうが楽だし、すぐ食べれるのでうちはこれくらいの大きさで。




秋以降、大活躍した春菊。
もう4回くらい収穫させてもらった。

さすがにもう限界らしくて、上には伸びず、
横に這いつくばる感じで、根性を見せていた。
野菜にも根性有ると、無しがいるんである。

春菊がすごいのは、雪をかぶっても春先新芽が出ること。
こちらもやわらかくて美味しい。



こちらは蕪。
蕪も優秀な子で、寒くてもどんどん大きくなる。
時期をずらして蒔いた蕪ももうこんなになって食べ時。

葉っぱも厚揚げなどと一緒に煮物にすると美味しい。
冬には意外と青物の葉物に不足することはない。



さて、干してあった大根もなんとかしなくては。
やっぱり多少手はかかるが
手作りのたくわんがいい。

明日はたくわんを漬けることにしょう。


 

【花園居(かぞおのきょ)の茶事】〜初めての茶事編 その2〜

  • 2018.12.07 Friday
  • 22:44

JUGEMテーマ:お茶


さて、
ヨチヨチ組初心の茶事の続きです。

懐石での最後には漬物、湯桶で綺麗にいただいたのあとは主菓子へと続きます。


こちらの写真は御正客のゆみさん、今回の写真の中で一番私が好きな写真!
鉄錆塗りの食籠から奥ゆかしい手でお菓子を、、。



菓子を茶事のために誂えるのも亭主の愉しい仕事のひとつ。
 
本来は手作りされるということですが、なかなかその時間まではとれませんでした。

初冬の茶事にちなみ「初雪」と銘したお菓子を
善光寺近くの喜与栄さんで作っていただきました。




うっすらとした初雪が表現できたみたいです。
さらりとしら甘さのこしあんで作っていただきました。



このあと、皆様には中立をしていただき、
床を改めました。

軸から花へ。
ここの写真はのちほど追加しますのででお許しを。

竹一重口に白玉椿一輪です。




そしていよいよ濃茶です。
と、その準備をしている時に母から指令が。。

「あなた、あの茶杓で入れて差し上げたら?」
「えっ」

ああ、突然にもこんな指令が、、
この田舎家に似つかわしくない、
私にはとんでもなく似つかわしくない、
あの茶杓を本番でいきなり使え!と母がいう。

この人、鬼だ、、。
でもいくしかない!と思い、のぞみました。
(茶杓折っても知らないからねっ!)



ああ、お点前が始まってからというもの、、
始めは落ち着いていたのですが

これがあの茶杓だと思うと。。
震えないほうが嘘というもの。。

華奢な茶杓は丁寧に扱っても怖いです。。



茶入れから落ちそうになりました。
そんな、こんなで
どうしてお茶がでたのか思い出せない〜。
 

でも皆さん、美味しいと言ってくださり良かったです。
湯は確かにとても良い音でした。。






そして、今度はちょっと落ち着いて望める薄茶へ。

お菓子は青山のおなじみ菊屋さんの初冬の扇面と喜与栄さんの石ころも。

ちょっとハプニングがあって本当は石ころもじゃなかったのですが、、
(白状すると数が足りなくなったの。)

だから少し重めな干菓子となってしまいました。。




 
先ほどとは違い、
薄茶のときは落ちつけました。

この黒楽もまた好きなお茶碗のひとつ。。
落ち着いて、落ち着いて。。




皆様にお茶をたてながら、だんだん不思議な境地になってきたのを覚えています。

とても良い気持ちでした。

と、ようやくそんな気持ちになれたと思ったら、
茶事も終わり。

不思議なことにいつもはあんなにしびれる足も
そんなではありませんでした。


道具も拝見も終わり、
御正客のゆみさんから
「お母様と淳子さんで、花園居をここまで作り上げられたご苦労と、お茶事の素晴らしいおもてなしにとても感動致しました。またお母様との…(中略、ここで涙!)。。」

と御礼の言葉を賜りました。
母も私も一座感動で自然と涙がっ。。。

後日、参加された方から
「最後のご挨拶は皆さん、ああして涙してしまうものなのですね。」
とお尋ねされましたが、、
なんとお答えしてよいやら、、、??です。






終わってみれば4時間の茶事もあっという間。

なんとか無事終了しました。



水屋をお手伝いいただいたのぞ美さんとご一緒に記念写真です。
 



今回の茶事体験は本当に様々な事が勉強になりました。

挨拶ひとつとっても、きちんとできているからこその簡略化と
ただ知らないのとでは全然違うということをあらためて、知らされた思いです。

日々、お仕事で忙しい皆様ですが、普段とは全く違うひとときを
茶事という時間を通じて学ぶことができ、
私達かなり!?の脳内革命でした。


茶事が終わってからは、のぞ美さんの着物講座です。

お茶のときの着物の着付けポイントや
帯と着物の合わせの妙、
帯と着物を変える事で、印象の違いがある事などなど。

貴重な反物をご用意していただいて
女子ならではの愉しみの始まりです。





少し渋いかな?と思われる松葉色でも
帯の色や柄で雰囲気が変わり、
着ている人の個性が浮き上がってくるからスゴイものですね。。
和服って。





愉しかった、そしてハプニング連続の「初めての茶事」もこれにて終了。

お手紙が届かなかったり、
着物どうしよう〜とか
様々なハプニングがありましたが
終わってみればなんとやら、、です。

ラストになってしまいましたが、
講師役の母、ありがとう♪

畑に、
お茶に、
料理の事にと、
気が付かないうちに様々な事を学んでいました。

東京だけで暮らしていたら
きっとこういう大事なことは知らぬまま受け継がれずに消えて行ったかも。。

ちょっと年齢的に遅いような気もありますが、、
それでも気が付けて良かった、と思った平成最後の師走2日でありました。
 
花園居(かぞおのきょ)まで来ていただきました皆様
本当にありがとうございました。

不束な亭主にて失礼いたしました。<(_ _)>。



 


 

 

【花園居(かぞおのきょ)の茶事】〜初めての茶事編その1〜

  • 2018.12.07 Friday
  • 18:08

JUGEMテーマ:お茶

 


稲刈を終え、秋野菜に手がかからなくなってきた頃、

そして本格的な寒さがやってくる前に、

茶に初心の友人達をお迎えし【初めての茶事】を行いました。

 


実は9月に中秋の名月の茶事で、遠州流のご友人達をお招きし

花園居(かぞおのきょ)のお披露目茶事的なことを行ったのですが、、

どうやら、そのお片付けの合間に
このアイデアが母に浮かんでしまったようです。

 


そのアイデアが実現し

私の友人達、しかも【初めての茶事】という初心の方々をお招きすることになりました。

日頃、都会で忙しく働いている人にこそ、

茶事というあえてのハードルの高さをもってお茶の良さや和の文化の良さをお伝えしてみたい、、
という気持ちが湧き上がってきたのでしょう。


この初心、という言葉も実は曖昧ですよ、ね。

お茶を10年やってても初心。
本当にまったくお茶をされていない方でも、初心、です。
 
縁あってこの忙しい師走の2日に、
しかもこんな田舎の地に集ってくれた皆様は、どんな初心であろうともご立派なお客人。

本当にありがたいことです。
こちらも精一杯茶事の勉強と準備を行いました。

 
母の手伝いで茶事のいくつかを手伝ったり
懐石料理のようなものを作り始めてからは
お茶の世界が、お点前だけの世界ではないんだな〜と自然に思うようになりました。
 
若い頃は、母の教え方に反発したりもしていましたが。(今もです、ね。)

東京では、流派の違う大変ご立派な先生にお茶を教えていただいたりしたのですが、
花園居(かぞおのきょ)を作り上げるようになって、忙しくなり
自然と週末に母の石州流を学ぶようになりました。

結果、流派は違えることになりましたが、
茶でまなぶべき本質は変わることはないと思っていますので
その志を忘れず精進したいと思うこのごろです。。
さて、前段が長くなりました。

初冬の茶事の様子をご紹介していきます。

 

12月としてはこの時期にないくらいの小春日和。

朝は霜が降りましたが、その後徐々に良いお天気となりました。
 

わざわざ東京から来てくださった皆様。
ご到着後は土間でほっと一息。

着物を整えたり、準備をします。

 

田舎ならではの土間に藁で編んだ敷物。框で草履を脱ぎ、いよいよ待合へ向かいます。
お草履ってなんか可愛い。。(下足番なしで♪)

 


これは苦手な方も多いのではないでしょうか、、そう芳名帳です。
こんな時にもさらりと書きたいものですが、いきなり皆さんに「ハードル高し」と言われてしまいました。
前回は私の不調法にて出しておくのを忘れていましたので、、今回は忘れないようにと準備。

下の写真、待合の軸は画賛です。
富士山の三峰の意味を必死になって調べました。
200年ほど前の大徳寺の宙宝宗宇師の「三峰秀色冠天下」です。

軸の拝見の仕方を母が手ほどきしている様子です。
御正客のゆみさんはさすがに手馴れていらっしゃいますね〜。

 

さあ、いよいよ腰掛待合から蹲をつかって席入りとなります。
と、その前にパチリ。
あれ、お二人いないようよな。。
それに亭主の私は本来ここにいるべきではないのですが、
思わず入り込んでしまいました。

 

さて、蹲をあらためて、皆様、いよいよ席入りです。
 

智子さん、緊張している割にはものすごい笑顔ですね〜。
 


席入りが済み、いよいよ、亭主と主客の挨拶です。

 


親しき中にも礼儀あり。
 
花巻様、ご丁寧なごあいさつありがとうございました。
裏千家でお茶をされている花巻さんは
着物の着方も物腰も落ち着いてらしてとても素敵です。
 

講師役の母もご挨拶。
そして炭手前から始まります。
 
この手前の加減で懐石の間にちょうど良い湯が用意される(はず)のです。
沸きすぎても、ぬるくても駄目なわけですから慣れるまでは大変だと講師談。
当然ながら私にはまだまだ許されません。
 

炭手前が終わると、いよいよ懐石が始まります。
 
里山の茶事にふさわしく、素材はほとんどが自分でつくった米や、味噌、野菜で用意できました。
華美なものは何ひとつないのですが、心こめて用意させていただきました。
 
飯 亀の尾
味噌汁 蕪
向付 鯛と帆立の昆布締め 菊華添
腕盛 海老真薯 百合根と銀杏
焼き物 信濃雪鱒 山椒味噌添え
煮物 季節の煮物
白和え 春菊と柿
八寸 
湯桶 漬物

 

 
少し量が多かったようで女性だけでしたし、そこは反省。
それとも皆さん緊張していたのかな〜。
 
写真がちょっとぴんぼけで残念、でも楽しそうな様子は伝わってほっとひと安心。
 

 
お酒は亀の尾の大吟醸。
見た目にそぐわず下戸で不調法な私ですが、お酒をつぐのは慣れてきました。。
亭主は正座から立ったり、座ったりが本当に沢山あるので太腿の筋力、腹筋とかなり筋力を使います。


 

 
さて、ほろ酔い気分になったあたり、第一部はこれにて終了です。
主菓子、濃茶、薄茶、続編は、第2部にて。。
 
これからが茶事の本番、
私達ヨチヨチ初心者組は無事に茶事を乗り越えられるのでありましょう〜か。。

 

【花園居の縁側で。。秋の1日の過ごし方】〜胡椒の葉の佃煮から〜

  • 2018.10.23 Tuesday
  • 12:39

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

夏野菜が終わった。

 

友人の実千代ちゃんが来てくれて、マルチをとったり、
ナスやピーマン、トマトを抜いて畑を休ませてあげる仕事を手伝ってくれた。
本当に助かる。
夏野菜が終わると何となくさみしい。。
あんなに雑草に追われ、1週間あけるとぼうぼうになっていた草たちも
今はなりをひそめ秋枯れの寂しさがある。

 

 

一方で、これから植える玉ねぎの準備もしなくてはいけない。

 

 

去年の玉ねぎはビギナーズラックでとてもよくできた。
今年は畑を変えて、食用菊が植わっていた場所を移動して、
川沿いのわりとさらさらとした土の良い畑に植えようと思う。

 

 

実千代ちゃん、お得意のうねたてである。↓

 

 

 

 

夕飯は、海幸彦・山幸彦三昧である。
私はの大好きな紅サケや富山のこぶ締めのエビやカワハギ、シンプルなたらのこなどを持ってきてくれた。
飯を炊き、
汁代わりに鴨鍋である。

 

 

 

 

私は魚が大好き。

 

 

中でも最もこだわりがあるのは鮭の類であって毎日あってもいいと本気で思っている。

 

 

「海幸彦、山幸彦」の店がやれるほどの実千代ちゃんが持ってきてくれた魚は
本当にうまいっ。
できれば近所に魚市場をつくってもらいたいくらいだ。

 

 

 

 

翌日の朝には、炊き立て飯とたらこ、汁、そして
今年最初の野沢菜の切漬けを食べたあとにまた畑仕事をする。

 

 

ピーマンや青唐辛子、(以下胡椒と称す)の葉を佃煮にして食べたいので
縁側で茎から葉を取る作業をすることにした。

 

 

長野ではピーマンや青唐辛子系一般をひとくくりに胡椒(こしょう)と呼ぶ。

 

 

そしてその葉も食べる。
胡椒の葉の佃煮といったら
秋の名残りの逸品である。
酒飲む人は、これがないとという。。 

 

 

もちろん、さして美味しそうにも見えないふつうの佃煮だ。
見た目は真っ黒に近いし機をてらわない味である。
魚や肉にもあうし、ちょっことしょっぱいものが欲しい時にはこの時期にしか食べれない
季節の味なんである。

 

 

母も張り切り、
自分の出番とばかりとりかかる。

 

 

 

 

この前には実は大変な作業。
畑で抜いてきた胡椒の木から葉や実をはずす。
多少、辛いのが混じっていても構わない。
こんな、葉っぱまで食うのか!?と
笑われそうだが、独特の旨さは信州人の太鼓判である。
変な話だが道の駅でも『胡椒の葉っぱ』として葉だけが売られているのだから。

 

 

こうして午前の陽だまりの中、母と友と胡椒の葉っぱを取る作業にいそしんだ。

 

 

 

 

こんな時間はとても贅沢だと思った。
作ることも
食べる事も
最後の始末をつけることも、こうした暮らしで学ぶことが多い。
なんというか食べて終わり、じゃなくて繋がっているところがいい。

 

 

そして昔の知恵を少しずつ拝借し、吸収しとかんとと
真面目に思った秋の1日なのでありました。

 

 

【花園居(かぞおのきょ)の茶事】〜中秋の名月編 その2〜

  • 2018.10.02 Tuesday
  • 16:41


JUGEMテーマ:お茶


さて、いよいよこれから茶事での濃茶、薄茶が始まります。

床のお花は
秋明菊と水引。

そして満月、です。



母が濃茶を点てました。

水指は萩 田原陶兵衛
茶入 瀬戸 内海
仕覆 菱紋入間道
茶杓 利休
茶碗 黒楽 常盤 十代旦入

です。





次はちょっと気持ちもくつろいで
お薄に。先ず莨盆を若様に。
あ〜あ、リラックスしちゃって。(笑)




お菓子に兎が跳ねている。。




私はといえば、
母のつき刺さるような視線をうけながらお点前いたしました。

水指 いも頭 吉向孮斉
棗 鳴子に雀 輪島 福久清一
茶杓 雲慶  立花大亀
茶碗 俵型 萩焼 大野瑞峯
 替  武蔵野 清閑寺窯 杉田祥平
 替  大桶年男
蓋置 乾山杵型 月に兎 喜一  
建水 高取 十三代 味楽

お茶のお道具は、この時期にしか使えない、、というものが多くあり、
それもまた醍醐味なのですね。(←ひとごとのようですみません。。)



なんとかお茶が入りました〜。


みぞっち先生はさすがにご丁寧な拝見姿。



ああ、ようやく長かったお茶事もこれにて終わり、、、。
となるかと思いきや、、

実はそうではないのです。

お月見ですから、ね。
これからが本番!
大旦那(↓)の命とあれば、ここから亭主は月をださねばなりません。


ご指名により2ショット写真(笑)

とその前に、少し散歩でリラックスして、、
鴨鍋の用意もしなくては。。



お庭を散策。
ちょっと畑まで行ってみますか〜。



こちらは、つい先週 稲刈が終わった田圃です。
懐石でご用意したお米、「亀の尾」も手前のたんぼでとれたものです。



ちょっとひとやすみで本をめくる若旦那。



さあ、そんなこんなで
いよいよ日も暮れて。。

本当の本番はここから〜。
あ、でも大旦那がそろそろ眠くなってきてしまう、、。
早く、月にお出ましいただかないと!!




月を愛でるために鴨鍋と美味しいお酒も並びました。




美味しいお酒のおかげでしょうか、
なんとか月がでてきました〜。

「月も雲間のなきには嫌にて候。」

日本の美学は不完全性の中に潜む美を追求する過程…と
確か、茶の本にも書いてあったような…。





本当に美しい月。
ゾクゾクとしました。



月を愛でられて本当に良かったです。

あ、おひとりタイミング悪く、最後まで月を愛でることが叶わなかった若旦那もいましたが。。

茶事から月見へと
考えてみればとてもゆったりとした大人の遊びを満喫できました。

本当に愉しかったな。。

素敵なお仲間と過ごせた時間。
一生忘れられない愉しい思い出となりました。

【花園居(かぞおのきょ)の茶事】〜中秋の名月編 その1〜

  • 2018.09.30 Sunday
  • 16:35

JUGEMテーマ:お茶

 

 

遠州流がご縁となり、よく食事をご一緒させていただいている素敵な皆さんとともに

中秋の名月に花園居(かぞおのきょ)にてお茶事を行いました。
 

 

今は母の元で長野に週末いる時に石州流にてお茶を習っていますが

流派は違ってしまっても心地よい共通の話題でいつも楽しめる皆様です。
 

 

そして、花園居(かぞおのきょ)でお茶にお招きする初めてのお客様。
 

 

いつかは里山の茶事をやってみたいと妄想してはいたものの

ちょっとばかり早すぎたかも、、、

 

と今、思い出しては時分の大胆というか、恐れを知らぬというか

怖さだけが思い出します。。
 

 

3か月も前の開催ではありましたが、

私にとっては生涯、忘れえぬ「初めての茶事」となりましたので

書いておきたいなとおもった次第です。

長雨がずっと続いていましたが
ちょうど秋の晴れ間で良いお天気となりました。

皆様、朝東京をたち、タクシーで途中まで。
お迎えに行きご到着〜。

 

 




家の前につくばいをつくり樹木を植えました。
奥はてつかずの土蔵。






待合では宮脇扇の光悦の萩扇面図をかけました。
ちょうどこの時期にあうものがあって良かったです。


しかし、男性が床に向かうと絵になりますね。。





ちょうどこの時期には月より団子?

すすきを取ってきて待合前に飾りました。
実りの秋の様子です。





いよいよ席入り。
まだ植えたばかりの落ち着かない杉苔ですが数年たつと落ち着くかな、、と。

やはりここでの使い初めは銀座の大旦那T様。

絵になります。
 






軸は「名月水に和して流る」を

やはり床には月にちなんだ軸を選びたく思います。
紫野狐逢庵、小堀卓巖師の御軸となりました。





どきどきしながら亭主の挨拶です。
緊張しながらもなぜこんなに笑っているのか。。

やはり大切なご友人をお招きできてその喜びのほうが先にたってしまって。。






風炉ということもあり炭点前より先に懐石をご用意させていただきました。

季節のはしりだったので伊那から取り寄せた松茸。
腕盛りには月見と蕎麦の腕で。。



大旦那T様とみぞっち先生は、お酒と松茸で一献、また一献。




母が大好きになってしまった銀座の若旦那様。

美味しく召し上がっていただけたでしょうか?


里山ですし、
普段皆様と食事会に行っていただくような豪華さはこれっぽちも無いのですが
里山らしい懐石をが用意できたと思います。



お米やお野菜はほとんど自家で作ったものばかりで
それらが客人をもてなす懐石に生まれ変わったと思うと、
あの夏の大汗も、腰痛も報われる!というものです。


懐石の後、母が炭手前を行いました。

 


釜は 祖母から譲り受けた手取釜で厳島。
昔、実家で書けてあったものですがとても気に入っており、今日の茶席へ昇格。

香合は虫篭 西村宗幸 です。
 

中立にてしばしお待ちいただき、そして濃茶、薄茶へと続きます。
 


だいぶ長くなってしまいましたので、続きは第2部にて。。
ご覧いただきありがとうございました。
ちなみにこのお写真、大好きです♪


 

畑の夏の恵みで【しば漬け】作りました。。

  • 2018.08.11 Saturday
  • 12:58

JUGEMテーマ:手作りの漬物

 

【花園居の漬物】

夏の漬物いえばなんといってもしば漬け。


あの赤紫蘇の風味がなんともいえなく、大好きです。
こちらは作ったばかりでまだ赤の色が馴染んでないけど、
浅漬けもなかなか。



自分の畑で作った夏野菜や庭で自生しているみょうがを使えるので材料はほぼ自給です。

美味しさも格段上⁈😆
と思い込めるからありがたい事です。

京都の三千院付近ではほんの少しの量を結構なお値段で売られているのでなかなか思い切り買えないけれど、
自分で作れば、
保存料・着色料を入れずお安くにたくさん作れます。

漬物って実は一番添加物がはいりやすい加工品なので、ずくはいりますが(←手間がかかるということ)
安心して美味しく食べれる保存食。

ぜひ作るのを習慣にしたいもんです。
有ると便利ですよ。

(しば漬け)の材料 (私が作った分量です。)

【基本の材料(下漬け)】

  • なす、きゅうり、みょうが、生姜などを適当に … 計1.5キロほど。
  • 多すぎるなと思えば調整してくださいね。

  • ※今回はなす12本、きゅうり大5本、みょうが15個、生姜大1個で作りました。
  • 下漬け用の塩 … 30g

【本漬けの材料】

  • 赤しそ(青しそがまざってもまた良いです。) … 100枚
  • 自然塩 … 30g
  • みりん … 大さじ6
  • 酢 … 大さじ6

梅仕事をした方は赤梅酢をつかってもOKです。
私は混ぜました。

作り方

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なす、きゅうり、みょうが、生姜は塩だけで下漬けしました。

きゅうりは縦半分に切り、5〜6mm幅の斜め切りに。

なすは細長く縦6〜8等分に切ったのち、長さを半分にします。たんざくっぽい形が食べやすいです。


次に、生姜はせん切りに、みょうがは縦に切ってから斜めにきざみます。

 


下漬け

なすの水気をよく切ってからボウルに。大き目のビニールでも大丈夫。さらに他の野菜も投入します。
そこに下漬け用の塩を加え、全体にまぶします。
冷蔵庫に入れて、水があがってくるのを待ちます。1〜2時間であがってきます。

K楪劼

赤紫蘇は葉をちぎってボウルに入れて分量の塩をまぶしてよくもみ込みます。
赤紫蘇はアクがでますから、一度ぎゅっときつくしぼっておきます。

下漬けしておいた野菜も取り出して水気をぎゅっとしぼります。


ボウルに下漬けした野菜いれてざっくりまぜ、みみりんと酢を合わせます。

青シソをいれたい人は千切りにしてここでいれても見た目が綺麗。

 


冷蔵庫にはいる漬物容器か、タッパーにいれ重石を載せ、冷蔵庫で2日目頃からがお勧めの時期です。


おススメは細かく刻んで、お寿司にすること。
風味も良く香り高い山菜寿司を食べたい時には最高ですよ。

【手仕事で暮らしを整えるということ】花園居(かぞおのきょ)の暮らし

  • 2018.08.10 Friday
  • 16:24

 

 

長野に古民家を買ったのが2016年の夏、ちょうど2年目を迎えます。
正直、まだ2年しかたっていないのが不思議なくらい。

 


そんな時間の中で今の中のものを必要に迫られてというか
作りたくなっていろいろ手を動かして作ってみました。。

 

 

もちろんこんな時代だからお金をだせばいろいろなものが買えるけれど、

 

そうか、私はお金をだしてもなかなか買えないものが欲しいんだな。

と気が付いたのです。

暮らしを整えるときには、本当にたくさんのものが必要だけれど

なんだか買うことに疲れるし、
買わないと必要なものを揃えられない〜、、ことに不安を感じてしまったわけであります。

 

(けしてお金がないことを理由にしているわけではありません:キッパリ(笑))

 

ことに食べものに関しては、すべてをお金で手に入れる、、

ということに深〜い違和感を感じてしまうまでになりました。

 

もちろんお金を出さないとできないことはたくさんあって。
価値以上のスゴイものもあって、今回の修復作業などお世話になりました。

 

大工工事や力仕事などはできない事も多いけれど、
身の回りの家仕度なら、かなり手を動かすことで解決できるはず。

それに欲しいもののイメージがしっかりある場合は、
そんな愉しい時間はないと思う。。

 

私が参考にしたのは日本民芸館にある〈用の美〉の数々でした。

 

必要に思ってつくったものはこんな感じです。。
 


・着物のときに持ちやすい古布をつかったがま口、
・山葡萄のかご、胡桃のかご、
・それに使う内袋、
・人様のお祝いやプレゼントにするときの水引、
・古布をつかったテッシュカバー、
・着物、
・炬燵カバー、
・家に合いそうなコースター、
・ランチョンマット、
・普段着の心地良い天然素材の洋服、
・中野土雛をしまう仕覆、
・つくばいと井戸の竹のカバー、
・竹和紙で編んだつばの広い帽子。
などなど。

テッシュカバーごとき作ってどうする(笑)、、とも思いましたが
「ど真ん中の日常」に手間と情熱をかけるのが嬉しくもあり、使うときはちょっと気持ちがいいですよ。


 
一方では、母に教わり単衣の着物を縫ってみました。

 

 

「着物を縫えるようになっておきたい!」と思ったいたからだけれど、、
これはまだまだ自信なし。(すごく!)
 
三角チャコであんなにすっぱり直線をひく方法はすごい、昔の人(←教えてくれた人、つまり母)ってすごいと思った。
ただし、「だから、そっちの、あっちがわの線だって〜、、。」などの母のあいまい指示語が飛び交うので、

 

教えてもらう身でありながら
親子イライラの極致に至りました〜。

 

なんとかできて良かった。
結城紬の格子の単衣です。

今度は自分で本を確認しながらおさらいしたいと思います。


毎日、着物を着て生活するのは無理だけれど、着物は本当にエライ。

絹を着れば、相手には礼を尽くし、
紬を着れば、洒落モードになる。
木綿を着れば、さあ仕事だ!と気合が入り、
麻を着れば、今日は自分のためにゆるり〜という気分になります。

 

 

直線立ちで
畳んでもおさまりがよく、
絹や木綿や麻の天然素材で、
いつでも他の何にでも生まれ変われることのできるのがスゴイ。

 

ファストファッションはお安いのは嬉しいが
買って、飽きて、捨ててしまうのなら、消耗品だけの購入ににしておきたい。
「どんな高い洋服でも、洋服は洋服。。」
と母が言っていたことはだんだん年齢を重ねるにつれ実感するようになってきました。


着物はどんな古いものでも畳紙から開くときのなんともいえないパリっと感があるけれど、
洋服は1年過ぎれば、どんな高い服でもなぜか中古感が漂ってしまう。

結局2年前くらいから、着ないよそゆき服は全て処分しました。

どこか大事な場所に礼を尽くしていくときは、

着物だけにしようと決めたわけです。

 

 

処分したときに気がついたが、

着物だと全部解いて洗ってしまっておきたい気持ちになるけれど、

なぜかお洋服だとウェスになるか中古屋さんに持っていくか、処分するしかないという始末の違いがあったのです。

 

もちろん、大事なお洋服として大切に何代も受け継ぐということもあるかもしれませんが、

私には、そういうご縁は洋服には残念ながらなありませんでした。

 

 

 

 

結局、今こうして30年以上も集められてきている古布たちはきっと誰かの着物だったり、
布団皮だったりして生活をしてきたせいか、良い感じでくた〜っとしているけれど

最近、手にとってみられることが多くなったせいか、自信たっぷりになってきたみたい。

さあ、次は何つくろうかなあ。

 

↓制作時間30分、夏の藍染めときっと布団皮だと思われる古布綿からつくったテッシュケース2種。

はだけないようにひもつけたら可愛くなりました。

接着芯もいれてパリッと感をだしてあげました。

 

【花園居(かぞおのきょ)】ちくちくでちょっと夏仕度。

  • 2018.07.10 Tuesday
  • 12:03

JUGEMテーマ:ゆるゆる手仕事。

いよいよ本格的な暑さが到来する信州。
涼しそうなイメージのある長野ですが、実は盆地なので平気で35度くらいになることもあります。
中条は山里なので、市街地よりは涼しいかな。。
夜は雨など降ると、夏でも冷え込むこともあります。

 
だから、花園居(かぞおのきょ)では真夏でも炬燵をしまわない。

 
電気はいれないものの、布がかかっていると夜など安心感もあるので。
ただし、この時期になると、
いくらがんばって作ったとはいえ、毛織モノのカバーは興ざめです。
はてさてどうしようかな?と考えていましたが、
昔の絣の着物を解いて、
ちょっと買い足して、
ちくちくしようとイメージがわきました。
出来上がりイメージはこんな感じ、でしょうか?

 


 
家にあった藍の布と
蚊絣と格子の手織り木綿を単純に継ぎ合わせてみました。

炬燵も大きいのでそのカバーとなると、ここまで大きくなるというしだい。。3メートル。
ほぼほぼミシンなしで行きたい!と考えてここまで東京で縫い合わせて作って、
長野の実家に持ち込みました。
ここから先は絶対に助っ人が欲しかったから。

 


 
大きさがイメージしにくいでしょうから人を置きます。(笑)
母が穴あきのところをつくろってくれてます。

 
あとは縁を処理するだけかな〜と考えていたところ、
母曰く、
「いくら春夏の掛物でも薄いと余計にだらしなく見えるから、裏はつけたほうがいいと。」と躊躇ないお言葉。。


 
「え、ここで言う?・・・・・・。」
(これで十分だと思っていたのに更に倍のちくちく命令が課されるとは!!)


 
「こういうものはきちんとやらないとダメ。」
わかりましたよ、やりますよ。


 
確かにここで楽しても、あとで後悔するのはわかってる。
それで、再度東京に立ち返って、夜なべ1日。
裏布をつぎはぎして、舞い戻ってきたのでした。

 


 
そして次は裏布と表布をあわせて、ずれることがないように全ての列を押さえ縫いすること丸2日。
ここは雨も降っていたので中条でちくちく作業ができました。

ミシンは最終の縁かがりのところで1回のみ使用。あとは全部手縫い。。
一体、何メートルちくちくをしたのでありましょうか!!
こんな感じで出来上がったのであります!!

 



 
意外と、
苦労の割にはなじみ感ありすぎて。
感動も薄かった一瞬。。。


 
あまりにイメージ通りで収まってしまった。。


 
それよりも3年ぶりに出すことのできた御簾のほうがぐっと夏っぽい。。<

 



 


 
「手がきくってありがたいことなんだよ〜。」と母は常に言っています。

確かにこんなものを作りたい、と思うと買ってばかりではイメージのものがないし、サイズも違うし
何よりもこう、しっくり感が無い時がある。
やっぱり手縫いのものって何よりも自分が落ち着くし、
あとで大事にする。

暮らしを作るということって、手を使うこととほぼ同じですものね。
ここでは東京とは違って、そういう表現ができるのが嬉しい。

昨年は自分でも、結城の格子の反物から単衣の着物を縫ったのですが
単衣の時期を農作業でやり過ごしてしまいました。

ちょっと落ち着いて着物でも着て、お茶をたてる時間をここで過ごしてみたいなあと思うんですけど。

そんな妄想を繰り広げながら
また草刈り機を持って振り回しに行く私なのでした。
ではまた♪
 

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