去年仕込んだ、たくわんをとりだして食べてみました。
味はあんまり期待せず、に。
これが、意外と美味しかったのですよ。
漬物など全然手を伸ばさない弟も
「姉(あね)、これめちゃ旨いよ。」とポリポリ。
というものだから恐る恐る手を伸ばして私もポリポリ。
「お〜っ。」
(想定外の)旨さでありました。
アマニ油などかけて食すとこれがまた相性よしでした。
意外やオイルかけると美味しくなりますよ。
青首大根と普通の白い大根を両方干して作ってみていたのですが
味としては、断然青首大根に軍配が上がるように思います。
こちら収穫するときの青首大根です。
母曰く、
「やっぱり青首大根が良かったのよ〜。」
そう、漬けた娘の技量は褒めてはくれないのですね。。
白澤先生がFBにあげていた記事に。。
健康長寿がよく食べる発酵食品第4位は漬物。
中でも健康長寿がよく食べる漬物が、ぬか漬け。ぬか漬けにすることで、ビタミンB1やビタミンB6が大幅にアップする。
ビタミンB1は脳の糖質代謝に必要で、ビタミンB6は脳のアミノ酸代謝に必要。
とありました。
やっぱり漬物は、私にとっては欠かせないんであります。
認知症予防にもなるし、まさに「予防医療」を体現した食べものなのではないかしら、と思います。
あとなんというんでしょうね、漬物を漬ける、という作業が愉しみでならない。
花園居(かぞおのきょ)の畑をやるようになって、下に書いた一連の流れが全部できるというのは
贅沢にさえ感じるわけです。
未だ科学的には解明しきれては、はいないでしょうが、
人間、土に足を突っ込んで
大根掘ったり、芽を掻いたりしている「あの作業」はなんとも人間らしくというか、
すっきり、しゃんと気持ちよくさせてくれるわけでなのですよ。
大根の種をまく
↓
芽かきをする
↓
大きくなあれ、と応援する
↓
下葉をとったりして太陽があたるようにする
↓
収穫する
↓
洗う
↓
干す
↓
糠で漬ける(ここの糠は自分ちの糠が使えるので、ありがたい。)
↓
沢庵うまし
↓
家族団らん
東京に暮らしていると、美味しい誘惑は多いし、
確かに加工食品や冷凍食品ですぐにお腹は満たされるけれど
突然、現れた食べものを身体の中にいれると、
こうなんというかしっくり来ない。
米でも野菜でも、味噌でも
漬物でも
土と自分を通して出来た食べものは
こうしっくりおさまってくれるのであります。
本当に不思議だよな〜。
なんなのかな〜。
とりあえず、漬物が美味しいのはありがたい。
まだまだ楽しめる、たくわんがあるということで幸せになれたのでした。