皆様、こんにちは。
昨年中に母屋の工事(1階のみ)を終えて
なんとなく使い勝手も慣れ始めてきた今日この頃。
初めての冬を過ごしてみましたら、
やっぱり、寒かった。以上です!(キッパリ)
昭和初期のすりガラス窓がキッチンの北側にあるのですが、
思わず入り込む悪魔のようなすきま風に対抗せねば、
100均一で購入したすきまテープや新聞紙を詰め込みました。。
でもね、冬が来れば春が来る。
花園居(かぞおのきょ)の庭も春爛漫の気配です。
と言いたいところではありますが、、
実はまた工事が始まってしまいました。
庭の工事です。
実はここんちの庭、
昔の農家さんセンスのお庭ですから、なかなかシブい。
シブいだけなら時間をかけて少しづつも行けたのですが、
大雨が降ると山の傾斜の水を受け、家の前が水浸しになっていたのでした。
山の暮らしは、はっきり言って、土と水の戦いでもあります。
治水は生活するという意味でとっても重要。
家の保全のためにも、やらなきゃいけない、
という母の【強い】助言が幾度かあったのであります。
その【強い】助言がコレ↓。
「庭屋さん、呼んどいたからね。」
「えっ?」
「庭屋さんよ、家の庭もやってくれた腕のいい社長さんなのよ〜。」
「そうなんだ。。そうなのね。」
怖い、ものすごく、怖い。
だって小布施の町並み作ってくれたあの庭屋さんだもの。
腕も経験も確かなのはわかる。
長野の実家だって茶室のあたりの雰囲気は気に入っている。
けどね、、
「私、もうお金ないんだけど。。」(←これ強調する)
「だけど、このまんまっていうわけにはいかないでしょ!」
「そうだけど、、でもお金ないって言っといてね。分割よ。分割。」
「わかった。わかった。」
といってそれから庭屋さんが何回か現地を見て、打ち合わせして、
茶〜飲んで出来上がってきた図面とお見積り。。
「。。。(お金ないって言ったじゃん。)」
それを見て私は思ったのでした。
ああ、この庭作りは
母のための認知症対策であり、
生きがいでもあり、
親孝行であり、
いつまでもこのように元気でピンピンしてくれて、
昔のふるき良き生活を教えてくれるのだったら
これはもう、やるしかないのではないか。。
確かに今のままだと花園居もズド〜〜ンと丸見えでどうにもこうにも
落ち着かない。
取りあえず古民家は直しましたよね、という感じだ。
まあ、私にとっては、狭く、緑もない東京のマンションのローンを払うよりは、
土と緑と石にかけるほうがよっぽど納得がいくので納得するように
思い込んでみた。
ということで、
今、お隣のネコ、トラ子のパトロールを受けながら
作業は進んでおります。。
今回は愚痴だったのか、
いやある意味前向き発言のようでもあるし、
やるときゃやる!という自分へのハッパのようでもあるし、
家の中ほど口を出す出番が少ないので、
ある意味冷静だけど、、
今度もし遊びに来てくれた方へ、先にお伝えをしておきます。
参道のような石畳になっていますが、
おどろかないでくださいね。
これは軽トラが玄関前までつくようにお願いしたから。
とはいえ、ドド〜〜ンの雰囲気も否めない。
ああ早く、緑ものを植えたい。。。石をエイジングしたい。
今が一番緑なくて切ないです。