食べたい!どうしてもあのポリポリと、たくわんが食べたい。
あの歯にあたる食感は他の漬物にはない高揚感、とまらない感があります。
作ってみたいとずっと思っていました。
畑をみたら青首大根がまだ少しあるじゃないですか。
青首大根の大根おろしが大好きで、地元のねずみ大根や青首の在来種をかなりを種まいたつもりでいたのですが
実家用や姉にあげたり、おすそわけしてたりしてたら、この冬の分もギリギリになっていました。
またもや母の知恵を借りて、
あまり時間をかけず、手間をかけず、たくわんにチャレンジすることにしました。
まずは畑から堀あげてよく洗う。
そして縁側に、ゴザ、新聞紙を敷いてそのまま放置すること2週間くらい。
晩秋の日差しを浴びて、良い加減に干しあがってきています。
この「ずく要らず」(ずくとは信州の方言で根気よく手間をかけること、つまり手間いらずの意味ですが)の方法だと私にもできると干してみたのでした。
と、ここに
干し柿で剥いた柿の皮や自家用の亀の尾の糠、塩、辛子などを分量いれて漬け込みます。
で、ぐいぐい。
やること自体はシンプルな作業なのですが、
夏の暑さがひけたころに、畑を起こして、種を蒔き、それをまびいて大根に。
冬前の寒さが来る前に掘り起こしたものを生食や漬物用にとまわします。
結構時間がかかるもの。
思いついてたくわんがすぐ出来上がるわけじゃないんですよね。
それに、何せ糠は、オーガニックな我が家で採れた亀の尾やコシヒカリの糠。
贅沢なものなのですね〜。
そんな贅沢たくわんが冬中楽しめるとあればうれしい。
お漬物って購入すると「えっ?」というくらい高いものですし。
ここはがんばって美味しくなあれ〜と念を込めます(笑)。
母曰く、
「あまりにも大根が不細工だから、あなた写真に撮るの恥ずかしくない?」と。
いいえ、大丈夫、割れていようが、不細工だろうが、まったくそんなことは構わないす。
なにせ自家用、しかも大根つくりも初めてなのだから、今年は作ることに意味があるのです!
と母を説得し漬け込み作業を手伝わせた鬼娘なのでありました。
大根をすべて漬け込み、重しの石は庭にゴロゴロあるのでもってきてポイと置く。
さあ、年末頃にはウマイたくわんでポリポリとお茶請けや食事の友ににしたい、と
よろしくね〜と蓋を閉めたのでありました。