去年の秋、はじめての収穫をした亀の尾。
このお米でどうしてもやりたいことがありました。
それは自分で作ったお米で麹をつくり、味噌を作ることです。
お正月に自分でも麹を作ってみましたが、温度管理が難しく、
今回は昔からのお知り合いの麹屋さんに頼み込んで麹を作っていただくことにしました、
で、できあがってきた大量の麹がこちらです。出来上がってきた麹は20キロ!
ほんのり黄色みをおびて家中が麹の匂いに包まれます。
お願いした麹屋さんのご家族は90代のお爺ちゃんから家族中、驚くくらいにお顔つるっつるっ〜。
麹屋さんや酒屋さんのお肌はキレイというけれど、それ本当ですね。
もうこの麹を顔中にぬりつけたい衝動に駆られます。(笑)
大豆は地元の西山大豆、ご近所でお願いしていた無農薬大豆を入手しました。
とりあえず全体量を2回にわけて、水に漬け、実家に持ち帰って夜に時間をかけて煮続けました。
新しい大豆だと柔らかくなるのも早かったですね〜。
問題はここからです。
味噌作りは難しい作業ではありません。
でも自宅で大豆を煮るところから仕込む場合、この大豆を煮て、柔らかくペースト状にするのが一番の大仕事。
毎年、ここで泣きをみます。
しかし、
今年は秘密兵器をゲットして準備万端です。
その秘密兵器とは、電動ミンサーであります。
味噌つくりだけでなく、ジビエのお肉でソーセージも作りたいなーと思って悩んで悩んでかなりしっかりしたものを購入しました。
試運転をしたのち、いよいよ大豆をつぶしにかかります。
うわ〜、出てくる、出てくる。
なんという馬力!なんという仕事の速さ!
うれしい!すばらしい!
80歳の母も絶賛しています。あんなに大量にあった大豆5キロがわずか20分程度で、やわらか〜く
マッシュポテトのように美味しくつぶれてくれました。
新幹線代を節約しバスで長野に通って手に入れたという、、涙のミンサーです。
こういう節約大好き。
一晩あけて、、
このマッシュポテト状態の大豆をまた花園居(かぞおのきょ)に移動。
たっぷりの麹をわじまの海塩と佐渡の塩のミックスブレンドで、
まさに天塩にかける作業を行います。
鬼娘はまたもや、老いた母を手伝わしてしまいました(笑)↓
もちろん、鬼娘もこのあと50肩が出現してしまうほど天塩にかけて揉み込みました。
まぜまぜ用に、大きなブリキのたらいが大活躍です。
丸めて、空気を抜いたみそ玉を甕にたたきつけながら投入していきます。
これで食べても美味しそうだな〜。
みそ玉をちょっとお昼にフライパンで焼いて食べてみました。
美味しかったですよ。
(昔は塩のないみそ玉がうちに在ったし、切って甘辛く焼いて食べていたような記憶があります。)
親の仇か!と思うくらいにぐらいぎゅうぎゅうに空気を抜き、遮断して味噌作りは終了。
亀の尾麹は贅沢にも半分以上はいってこのうえもない贅沢な味噌つくりとなりました。
あとは納戸で半年間ほど熟成を待つことに。。
美味しくなってくださいね〜。
自分の作った安心なお米で味噌を作れるのは本当にありがたいこと。
もう1回、4月にまた仕込むつもりです。
その際にまた麹を作ります。もし亀の尾麹ご入り用の方がいあれば、メッセをください。
肩と腕がパンパンになりました。。
でも天気が良いので午後は畑にでかけよ。
青山に居る時とはまったく違う野生がむくむくとでてきます。(笑)