先週、急に寒くなったので。。
長野では(あ、山のほうの長野です)急に冬支度に迫られることになった。
実は去年から、トントンと織をやっていたので、、
無謀にも堀炬燵のカバーは自らの手織で仕上げたい!と思っていた。
織り始めたのは確か去年の10月くらいだったかな。
織機は東京にあるので、夜少しずつトントンして、大体2か月くらいで織りあげた。
で、そのまま春から秋と忙しさに忘れられていた。
何にも考えずにトントンして、織物が仕上がっていくのはとても愉しい。
20メートルも織れば、もはや完全に行の境地?かなと思いきや、
この鶴の恩返し状態の時間はとても安らいだ。
経糸は綿をつかい、丈夫に。横糸で段模様をいれてみた。
こんな感じのが欲しいな〜と思っていたので、自分でイメージどおりに作れるのはうれしい。
私にとっての冬支度はこのこたつ掛けの 仕上げが最初。
毛織ものを急きょ、こたつ掛けに仕上げることにした。
またもや実家で仕立てをすることに。
ちょうど幅広の着物の反物のようなので、尺に合わせて断ち繋いでみた。
こちらが縦に並べてみたところ。↓
どれほどでかいこたつなんだよ〜。とここでかなりの後悔モードにはいる。
ちなみにこたつサイズが150×90。そうなると出来上がりサイズは270×200はいることになるのだ。
伸びないように端をテープでかがり、周りの縁をビロードの黒布で額縁仕立てにしようと覚悟を決める。
これをこたつ掛けに仕上げるのは相当な大事業(笑)だ。当然ここでも母の出番である。。
神様、お母様ありがとう、である。
ミシンでやれば早いのかもしれないが、
毛織ものとビロードの生地を、つれないようにガーっと縫うなんてことはまず無理。
綺麗でないし、絶対ツルことがわかっているのでここははなからあきらめて、
【手縫い決死隊】になることを決めた。。
縫うこと数時間。。
出来上がったよ。意外と早く。
僅か数時間で。
着物を縫うことを思えば、荒くて良いので思ったよりも早くできねと。
翌日の作業にわくわくと、、
もって行って早速こたつをつくりかけてみた。
こんな感じでした。
かなりイメージどおりに出来上がってよかった〜♪
手織りのこたつ掛けなんて、贅沢きわまりないし、
売っているのも見たことないけど、、
柔らかい感触が夜なべのトントン時間の愉しみとあいまってまた良い思い出になりそう。
と、思い切り冬モードに突入したこの翌日、
長野は27度までアッツくなったのでした。
何なんだよ〜。(笑)