アヤメが咲いた♪の巻【花園居(かぞおのきょ)のお庭番だより】

  • 2019.05.13 Monday
  • 14:21
こんにちは〜。
花園居(かぞおのきょ)のお庭番です。

アヤメが大好きで、
昨年、花園居(かぞおのきょ)の庭をつくっているときから、
「そうだ。石の道沿いにアヤメ植えてみよう。さぞや綺麗に違いないっ。」
と思いこみ、株分けで頂いたものを、更に株分けして植え付けたのでした。


下がその時の昨年の写真です。
(なつかし〜。ひょろひょろだ。)



今にもかれそうな軟弱なアヤメたち。

土は岩盤のように固く、お世辞にも良い環境ではないのですが、、
どうにかついてくれ〜、と願いを込めて
汗吹き出しながらの5月の仕事でした。




雨が降れば、こんなに水が貯まってしまい、、
大丈夫かな〜、と。


それが、、
なんと1年たち、
厳しい冬を超え、春をむかえると
こんなに立派に株も大きくなってくれました。


おおつ〜。😂(感激っです。)

アヤメの足元にはワラを敷きました。

草避けと
見た目と
土に還り肥料になり
もうお庭番にとって、ワラなしは
考えられません。







ほら、紫の花芽がうっすらと見えています。
もうすぐ咲きますね。



そして

遂に田植えのその日に咲いてくれました。


わあい、嬉しいよ。


何だか、背が高いアヤメです。😝

お庭番に似るのでしょうか?



紫が濃くて、

スッキリとした感じで嬉しいなあ。


来年はもっと増えて欲しいです。





 

花園居(かぞおのきょ)の山椒しごと

  • 2019.05.11 Saturday
  • 10:57

JUGEMテーマ:山菜


この時期、5月の花園居(かぞおのきょ)は忙しい。
一気にやることが増えます。
 
きっと毎日居てもやることは目白押しの時期なのだろうけれど、
そこは通いの身なればできるところまでで。。
と思うけど、ついつい無理しがちになもなる時期ですね。

東京に帰る日の午前中に山椒の葉を収穫しました。

これをすり鉢で擦って、味噌や酒などをいれて山椒味噌をつ作ります。

葉の柔らかい、1週間が勝負。
焼いた魚や焼きおにぎり、田楽などに沿えると
とっても美味しい〜。

山椒味噌のない生活は考えられない〜。

山椒はかなり優秀で
生で、筍のあしらにするにははもちろんですが、
・山椒味噌
・山椒の粉
・ちりめん山椒
などなども作れます。


さて、5分ほどでこれくら収穫できました。




柔らかいうちにすり鉢で、すりすり〜と。





こちらに味噌や砂糖、
煮きったみりんなどでお好みの味にしあげます。

レシピというものはありません。
全て自分の舌と感覚がのみ。
自分が美味しい、、と思った味で結構だと思います。

冷凍もできますからうまくいけば1年間くらい楽しめるのでは?
私は持ちませんけれど〜。


こんな感じで茶事の懐石 魚にちょこっとのせても美味しいですし、
日本酒が好きな方は
これだけでつまみになるんだそうです。






そういえば、去年つくった粉山椒は1年もって大変重宝しましたよ。

まだ実はつけていませんが、
去年つくった山椒の粉の作り方の写真がありました。

よくよくよく(しつこく)乾燥させてからすりすりします。

乾燥が甘いと1年もちませんし、風味も変になるのでそこは丁寧に待ってください。
私は3週間以上は乾したでしょうか??




何回もこして、また擦ってを繰り返してよく乾燥させた清潔な小瓶で保存しました。
うなぎはもちろんですが、親子丼とか、甘辛系のおかずにはもってこいの香辛料です。

皆様もぜひお試しを〜。
花園居(かぞおのきょ)に来て手伝ってもらってもいいですよ~(笑)




 

令和 はじまりの茶事 〜ガリバー一族茶事ことはじめ〜 その2

  • 2019.05.07 Tuesday
  • 17:12

JUGEMテーマ:茶道


さて、前回からの「令和はじまりの茶事(ガリバー一族 茶事ことはじめ)」の続きです。
とりあえずなんとか懐石までは終了しました。
  

あらためて席にはいると床には花。
若者2人の後ろ姿はすがすがしいですね〜。
 



さて、本日の花ですが
庭のシャガと白山吹をいれました。

籠は手製の山葡萄の乱れ網です。
お披露目の場所があって嬉しそう。。
 


 
釜や水指拝見などを
自分の席に座る前にご挨拶。

なかなか決まっているよ、甥っ子よ!
 


さて、不安マックスの中、私のお点前が始まりました〜。

道具は前回の雛の茶事からあまり時間もなかったので、
茶入れと茶碗、茶筅などを中心になるもののみを変えました。
 



身内の茶事ですし、お道具も和物なので唐物ほどの緊張はありませんが、
ずっしりとした茶入れなので扱いが難しいです〜。

茶入れは染川の写です。


どうにか濃茶が点てられました。

濃茶を飲むのが得意でない姉。
「濃茶ってどうしてこんなに濃いの〜?」
(「今 それ言う!?」)

そうでした。
実家ではよくお薄は煎茶代わりくらいによく飲んでいるけれど
普段はそうは飲まないものね〜。
 


 
残念ながら、お点前中にお薄が濃茶の簡略版である旨を美しく
説明する心の余裕は今はないのよ〜。

初めて濃茶を飲む甥っ子らは、多少の苦笑いもありつつなんとか飲み干してくれました。

 


私は初めて濃茶を飲んだときは
「どうしてこんな苦いものが贅沢なんだろう〜っ」と正直おもいましたけどね😝。

石州では
飲み終わったあとの景色をみて、茶の匂いをなごみ愉しむことがあります。





さて、濃茶が終わり、
石州の莨盆をだしまして(なぜか義兄喜ぶ!)、干菓子も出します。

ようやく私も、皆もリラックスしてきました〜。

 



干菓子は五郎丸屋さんにて薄氷の季節もの。
アヤメです。
添えにはデメルの紫スミレを。
 
このアヤメの菓子はこの時期だけのもの。
使いたかった干菓子のひとつです。
 


さて、この後はお薄。

お薄は9名分ですから、陰で3客以降の茶をいれてきて多少の省略をさせていただきました。
お湯はせっかくですから。美味しそうな釜の湯で点てました。

 



茶碗も令和の始めですから自然と菊や皇族方の印の紋入りの茶碗がそろってめでたい雰囲気です。


正客の茶碗は光琳写しの茶碗、
加藤松香 常盤なる松の緑も春くれば今ひとしおの色まさりけり (源宗干)
替 京焼菊と蔦紋 山川巌
替 四代 杉田祥平 鳳凰 
替 竹林 橋本城岳 
替 鳳凰丸紋 加藤永起
替 黒地 加藤ひろこ
替 松  通次阿山


人数も多いので拝見は濃茶・薄茶一緒に行いました。

足ももう限界にきている人も多いので。
何を隠そう
私が(しびれているので)一番助かりました!



真剣にみているな〜。
偉いな〜。

いったいどうなることやら、、と不安に思ったガリバー一族の茶事でしたがなんとか無事お茶が入りました。
まずはホッとしました。

部屋を出るともうこの一族は一挙に緊張感から解き放たれました!
庭で記念撮影をしようとお外へ!

 


はい、こっち向いて〜!

おいっ!何コレ!?
いつも笑かしてくれる姉の一族であります。




ばばと孫たち一同!
母のこの嬉しそうな顔。
疲れてはいましたが、姪っ子、甥っ子らの笑顔に癒される〜。





はい、女性チーム。
Aちゃん、元気な赤ちゃん産んでね〜。
そっか、参加者は9名じゃなく10名だったか!



さてさて、こんな感じで我らガリバー一族の令和始まりの茶事は無事終焉となりました。

たくさんある洗い物は、、
こ〜んな感じで、お手伝い組が多いので助かります〜。

 


4つあるシンクが、この時とばかりに大活躍。
しかも若者のパワーであっという間に洗い物が終わっていく〜。
彼らには日頃ない緊張の時間でしたが、
スマホやAIだけではすまないこういう時間って、
大事なんだよ〜。
今はよくわからないこともあるだろうけど
どうかこの体験が君らの将来の糧となりますように!!

お手伝いありがとうね〜。

 

令和 はじまりの茶事 〜ガリバー一族茶事ことはじめ〜 その1

  • 2019.05.07 Tuesday
  • 16:32

 

JUGEMテーマ:茶道


令和になってのGW。
今年は何かとおめでたいことが続いています。
 
甥っ子の結婚が決まり。
姪っ子はこの7月に出産、早々と家も新築するそう。(すごく堅実な姪のAちゃんなのです〜😝)
また別の甥っ子の大学進学、
そして弟くんの高校進学などなど…。

 
母曰く、
「令和の茶事をやりたい、おめでたいからっ!
私が元気なうちに婆(ばば)がこういうことやってきたんだよ、、ということを教えてあげたい。」というのです。
 
それもそうだ。元気なうちに、ね〜。
わかりました。
やりましょう。
 
そんなわけで、皆様に正式に巻紙のお手紙をだし、
じゅんちゃんからの「果たし状かと思った!?」と一族郎党を恐れおののかして(笑)
しまいましたが、これもまた社会勉強でありんす、若者よ。

さてさて、茶事となると着物。
女子ものはなんとかなるわけだけど、
男子はね〜。
母に問うと
「おじいんちゃんのが3階にある。」とのこと。

5名分の袴、紋付き、着物などを実家の3階から運びだし、
アイロンをかけ、用意をしたのでありました。

着物の用意は道具を出すことよりかなりへこたれ作業ですが、そこは可愛い甥っ子や甥の嫁のためです。
ここは踏んばりどころ。

私の祖父は婿入りだったので、まるで嫁入りするときのように着物をつくってもってきたらしいのです。
羽二重の良い紋付きがあったり仙台平などなんとか5名分の着物と袴を用意できました。
懐かしさで一気に記憶は40年前にタイムスリップできました〜。。

そして
いよいよ茶事当日。

総勢9名の懐石の用意、
お茶の用意、
炭の用意、
そして着付けと思ったとおりのドタバタ劇と忙しさです。

 



なんか、中学生の劇の仕度を整えているような雰囲気になってます〜。
 



みんな着慣れない着物ですがなんだか嬉しそう。

袴の丈は全然あってないし、つんつるてんなんだけど
それはこれ、御愛嬌で。



さて、一同の仕度が整いまして。。

母が今日の流れを説明し
待合で白湯を飲み、
蹲をつかっていよいよ席入りとなります。

ガリバー一族、緊張しまくっとるっ!
はりつめている〜。
 




さて、正客は姉の旦那様。
おお、なんか慣れている雰囲気あります〜。
 



と〜っても綺麗なのんちゃんの所作。
甥っこよ、よく見て真似るべしっ!


 
こちらは蹲の前の婚約中の若者達。↓
二人でいるなら怖くないっ!的な幸せモード おーいっ❣(羨ましいぞっ😍)
 



私はといえば、本日
記録係、
炭手前、
懐石の用意、お運び、
濃茶、薄茶と全てを担当しているので
緊張よりも、果たして今日1日体力が持つのだろうか、、、。
とそれだけが心配です。


 
さて、軸の前で皆さんご挨拶です。
本日の床ですが、

一華開五葉 大徳寺 真珠庵 山田宋敏師(やまだそうびん)をかけました。
 


おっ!しっかりとしたご挨拶が出来ました〜🙆


その後私、炭手前をはじめましたが、
日頃、教育係の母が台所で懐石の仕度をしているので、
ついつい
いろんな手前をすっとばしてしまいまして。。
 



予定より早く手前が終了してしまったしだい。
母に「早っ、アナタすっとばしたわね、いろいろ。飯がまだ炊けてないわよ〜」と怒られたっ。
まあそんな事もありますよね。😝


結果、
香は匂いたち、
炭はきちんとおき、
しゅんしゅんと湯が沸いたので
よしとさせていただきます。(へへ。。)

次は懐石を運び出します。


●向付 鯛・蛍烏賊昆布締 白海老
●汁 焼豆腐 蕨 白味噌
 



ああ、若者たちよ、
早く成長してこの体力のいる配膳を手伝ってほしい〜。

茶事とはひたすらに体力のいるものだから〜。
今回は家族でしたので9人もいましたが、通常は5名様以内で母と分担して行っています。

 


そして、気がついたっ。

日頃のお客人より、飯の減り方が半端なく早いことにっ。

そうでした。食べ盛りの若者がたくさんいたのでした。
9名で8合炊きましたが、ほとんど残っていなかったものね〜。(驚っ)

​米、野菜はほぼ花園居の畑と裏山から採れました。
金はかけないが、手間はかけるが家訓です(笑)

●腕盛 海老真薯 楓麩 芹



●焼物 信濃雪鱒 あさつき味噌添



●煮物 筍 若芽 蓬麩 山椒




●預鉢 蕨 白和え



●季節もの たらの芽天ぷら



●八寸 空豆 からすみ

 

 

 

 

 

 



ほい、どう〜ぞ、
未成年にはお酒じゃダメだからノンアル、でね。




この後の主菓子はこの時期らしく
白いアヤメのような鳶尾(いちはつ)で。
 
善光寺御用達 喜与栄さんで作っていただきました。
薄〜い紫が綺麗でした。
 



さて、いよいよ仲立ちで濃茶になります。

 

そういえば、前回の茶事から1回もお点前していないことに気が付きはじめました。。
でも、大丈夫だと思う。。なんとかなる。
そう、思い込み心をこめて点てることにします。


ではその2まで少々お待ち下さい。

 

平成最後の「雛の茶事」 その2 花園居(かぞおのきょ)で姫迎え

  • 2019.04.16 Tuesday
  • 16:05
「雛の茶事」の後半です。

さて、いよいよ濃茶が始まります。
床を改め、牡丹を飾りました。




Aちゃんは牡丹と相まってなんとお綺麗なご挨拶〜。
 
牡丹は青山の花長さんから鉢で運びました。
本日は茶入れが青磁なので、花入れは青磁でなく唐銅です。

ちょうど固かった蕾が開き始めて良い加減となってくれ、ホッとしました。


本日は、唐物の合わせです。
なのでお花は牡丹が合うのではと思います。

茶入 七官青磁(龍泉窯)
茶杓 象牙
棚 石州好 小吸台
茶碗  萩焼 一二代 坂倉新兵衛
水指 平戸焼 七宝透白磁 横石嘉介

今回は手前するものにとっては、またも難しい課題。
しかし姫たちをお迎えするのにせっかく取り合わせた道具です。

自分が上達するありがたい場ととらえ稽古しました。


とにかくお茶がたたないと意味がないっ!と緊張しまくりで点てています。




いかがでしょうか?

杉野先生。
有紗ちゃんも初めての御濃茶。どうだったかな〜?



「大変、結構でございます。」
「ははっ〜」(とは言っていませんがこういう気持ち。)


ミユキさん、侑貴子さんにも暖かいままおだしできたでしょう〜か?


 
濃茶を点てたあとは茶入れを飾り付けしました。
 



さてさて、
緊張しすぎた御濃茶もなんとか無事(!?)終わりまして、
少しなごやかになるお薄へと続きます。


お薄のお菓子はこちら

紫野源水の有平糖です。
さすが京都のお菓子は綺麗ですね。。

この仕事は凄いと思います。






お薄のお道具はこちらです。

茶器 加賀蒔絵 六瓢 山崎迎舟 平棗
茶杓 利休
茶碗 黒楽 十代旦入 常盤




なんとなくこのあたりで、ようやくリラックスし始めました。





お客様方もようやくお話しも弾む頃。。




一座の皆様との大切な時間もようやく緊張が解け始めたと感じ始めたらもう終わり。。

あっという間のお時間でした。

なのでしばらく離れがたく、、


こ~んな(笑)おしゃべりや




お庭もそぞろ歩き。。




今日のお話しにつきることはありません〜。




杉野宏子先生、Aちゃんと。
 



侑貴子さん、ミユキさんと。




はい、Aちゃん、ポーズ決めて!

さすが、モデルです。。。
ぐうの音もでません!
どうやったって、、決まってしまいます。



とにもかくにもお姫様を迎えた、
ちょっと遅めのひなの茶事。

なんとか無事に終了できました。
ご参加いただいた皆様に
こうした茶事が少しでも良い思い出になれますように〜。



 

平成最後の「雛の茶事」 その1 花園居(かぞおのきょ)で姫迎え

  • 2019.04.16 Tuesday
  • 15:05

4月も半ばに近いのに、平成最後の今年は桜さえまだそぞろ咲きの長野です。

本当に山沿いにある花園居(かぞおのきょ)は春が遅い。

4月に雛を飾る風習の北信なのですが
日頃お世話になっている青山エルクリニック院長 杉野宏子先生と娘さんのAちゃん、
山本侑貴子様、茂木ミユキ様をお迎えして【雛の茶事】を行うことになりました。

お姫様ばかりのお客様、
華やかな雰囲気になるに間違いない茶事です。

母も私もお迎えをどうしようかと思案しまくってしまいました。。
そうこうしつつもあっという間に茶事の日に。。


待合には中野の土雛を、奈良家のものでお迎えです。



「天下春」黄梅院 小林大玄師の画賛と
両脇には叔母がつくってくれた毬でお迎えをしました。





この日は、天気予報が雨のはずでしたが、
晴れてくれました。

さすがお姫様パワーですね。
着いて早々にまずは記念の1枚を。





私も玄関にてお迎えです。





迎え床でご挨拶をしていただいた杉野先生。
背中も綺麗です。





雛の茶事に合わせて、飾り物でお迎えを。。
この後、蹲に進みます。


 

蹲をつかって清める、、ということもなかなかない体験ですね、
着物姿で立ち上がり、またかがむというのは意外や全身運動です。





本席には花無心。
紫野 三玄院 長谷川大真師の軸です。





炭手前が始まります。


この日の香合は、
薩摩焼 一五代 枕寿官 御所車です。

香は手練りで「西行桜」。
昨年の夏に作りました。





緊張しながら、炭手前が始まります。
とにもかくにも炭がおきてくれないことには茶はたたない。。





さて、
なんとか無事に炭をつぎ、
懐石を出しつつ炭がおき、お湯が沸くのを待ちます。



「時分どきですので、素飯をさしあげます。」
とのことで脚付き膳で懐石を運び出します。




皆様のお口に合うと良いのですが。。


飯は、昨年収穫した自家製の亀の尾。
味噌汁は焼き豆腐と土筆、白味噌仕立て。
向付は鯛、甘海老、蛍いかの昆布締め。




腕盛は、真薯に蛤、こごみあしらいです。





焼き物は
お馴染みの信濃雪鱒にあさつき味噌添えで。




煮物は
この季節で筍、わかめ、よもぎ麩で。山椒を盛りました。




お隣、小川村の豆腐で、せりとアスパラの白和えを。



ここでまた一献。
お馴染みのお酒、亀の尾のお酒です。
 
皆様にはご好評のようで良かった。
お代わりしてお注ぎいたしました。




そうこうしているうちに
お湯もしゅんしゅん。

ホット一安心します。
本日の釜は透木釜(すきぎがま)
「富士裾野」佐藤淨清です。




本日のお菓子は山笑(やまわらう)。

ちょうどこの時期の山の様子を表した菓子です。
主菓子は善光寺ご用達の喜与栄さんでお願いしました。




さて、仲立ちをしていただき
床を改め、次は濃茶、薄茶へと続きます〜。

続きは次号へ

 

花園居(かぞおのきょ)の養生食 〜草餅やらふき味噌やら〜【山菜の春】

  • 2019.03.29 Friday
  • 17:47

JUGEMテーマ:山菜


長かった冬、
まだ時々は雨に雪のようなものが混じる、北信ですが
そんな春浅き山にも、しっかりと春の山菜の芽吹きが訪れています。

イチバン最初はまずはふきのとう。


 
ふきのとうは、まるっこい小さなうちが美味しいと言われていますが、
タイミングをはずすとすぐに花が咲いてしまいます。

イチバンは天ぷらが美味しいですが
やっぱり私的には里山の食ナンバーワンといえば
フキ味噌を押したい。

また刻んでお味噌汁にそのままいれると風味がことのほか春ですよ。

こちらは畑の傍でふきのとうが群生。

「うちの裏庭にだってあるよ〜。」
という声を無視して、盗掘!?する母。

まあ、気持ちはわかるけどね。。
(すでにビニール袋に沢山はいっているし。)


さて、昨日は
田圃の傍のよもぎがかわいらしく新芽をだしていました。



これくらい小さいと可愛らしくて、美味しいのですが、
夏には恐ろしく繁茂し、
畑を遅いかかります。

なので今のうちにしっかり
よもぎ餅ようにせっせと採取。

いただいたモチ米にうちの米をませて朝からせっせと作業して。。

こんなによもぎ餅をつくってしまいました。




餡ばかりだと飽きるので、
白ごまを言って、味噌と甜菜糖で胡麻和えもちに。。

美味しかった〜。




今日は、畑を掘り起してくれた松島さんにもおすそ分けを。
当然、おとなりのウラコさんも良いタイミングで遭遇。




畑の傍らでつんだよもぎでよもぎ餅。

本当にお腹もですが心が満たされる〜。

さて、お腹も満たされたので、
今日の午後は4月の茶事に向けてまた特訓開始です。

建仁寺塔頭 正伝永源院 茶室如庵と両足院 参観記録 【京都の旅】

  • 2019.03.23 Saturday
  • 15:28

建仁寺のすぐ近く、
塔頭の正伝永源院を参観しました。

こちらは茶で有名な小田有楽斉のお墓があります。
そして茶室、如庵(再建)も。


 小田信長の13歳年下の弟の小田有楽斉は、利休に茶を学び利休7哲のおひとり。
 建仁寺の
正伝院を再興し、茶室 如庵を作ったことでも知られています。

 国宝の如庵は現在、愛知県の犬山市ですが、
こちらは再建されたもの。

しかしながら、あるとこにあれば
やはり落ち着いて、
鎮座ましましている、という感じです。



 

有楽斎の武人らしい好みが反映されているとの評価が高い如庵。

端正な利休の草庵茶室とはまた違った「武家の茶」を感じさせる名席中の名席とされています。

内は撮影不可でしたが、
穴が空くほど見て来ました。

二畳半台目(にじょうはんだいめ)で、代表とされる茶室です。丸畳二畳と半畳一畳と台目畳一畳で構成された茶席なのでかなりゆったりとした印象でした。





小田有楽斉、 独特の美意識の手水。




 さて、順序が逆になりましたが、この
正伝永源院では細川家ゆかりの寺としても知られており
当主護煕さんが襖絵を描いておられます。

如庵にたどり着く前に拝見できます。

こちら京都の冬【聴雪】



春の夜。



どちらの襖絵にも月が描かれています。
月がことのほかお好きだと説明の方のお話しでした。


そして記念に御朱印と朱印帳を。
朱印帳は 細川護煕さんの京の冬、襖絵が表紙です。
と〜っても素敵でした。

迷わず御朱印帳まで購入。



さて、次は両足院にも参観です。

建仁寺の中から行ける場所です。

禅宗らしいお掃除によって磨きこまれた廊下。


お庭も綺麗ですね。




最後に母と記念撮影しました。


一泊二日の京都でしたが、
充実し過ぎていたかなぁ、というスケジュール。

この後、四条でランチして
玉三郎歌舞伎を拝見してきました。

足がパンパンになりましたが、
母曰く、
意外に疲れなかったと…。

ホントかなぁ。
私は疲れてしまい、
南座では、贅沢にも
玉三郎さんの箏、三味線、胡弓でうたた寝してしまいましたが。

とにかく、無事で全ての行程が終わりホッとして帰る事が出来ました。





茶祖 栄西禅師の建仁寺を訪ねて 【京都の旅】

  • 2019.03.22 Friday
  • 18:21

茶は養生の仙薬なり
延齢の妙術なり

 
喫茶養生記の冒頭に始まるこの一節。
建仁寺はずっと訪れたいと思ってはいたものの、あまりにも便利な立地の良さがあだになり、
ついつい次の機会に、、となっていた寺院でしたが、
非公開の至宝公開もあり、
その最終日についに見学することができました。
 
まず最初に見たかったのコレ。↓
栄西禅師の茶碑。
 
母、まず一礼。
(それを見て、私も一礼。<(_ _)>)

 

 
そのすぐ傍らには、お茶の茶園があります。
平成の茶苑と名付けられていました。

 

ちょっと1枚、茶葉を記念にいただきました。すみませんっ。
 
私も長野でお茶の木を植えようと決めました〜。

 


こちらは栄西師茶徳顕彰碑。
宋への渡航後、この建仁寺創設のお話しが書いてありました。


さて、方丈に入ります。
風神雷神屏風は有名ですね。
 
こちらは俵屋宗達画の写しです。ホンモノは国立に!
 


 
デジタル細密複製で常設展示となった、竹林七賢図の襖絵。海北友松(かいほう ゆうしょう)筆。
私はこの七賢図のモチーフは大好きです。
 
見ているだけでかしこくなれるような気がします。(気のせい。。ですね。)

 


こちらの絵はどなたのものか、尋ね忘れました〜。
どなたか知っていたら教えてください。<(_ _)>

 


方丈をでると、観たかった茶室。「東陽坊」がみえてきます。
こちらは北野大茶会で、利休の高弟、東陽坊住職が作られたもの。
 
利休からいただいた茶碗、下賜された、黒楽茶碗も長次郎の作で茶碗7種の一つとのこと。
外観は柿葺に軽やかな深い庇が伸ばされた小気味良い平屋建です。
 
庇の左奥に刀掛けが付けられています。
 


間取りは二畳台目の茶席に一畳の合の間と三畳の控室と水屋とで構成されていています。
茶席と合の間との取り合いは二枚の襖を通して行われるのかな。

写真はそこまでは撮れませんでした。
 


↓こちら忘れないように東陽坊のいわれと作りの解説を撮ってきました。
 


こちらは双竜図、法堂の天井画です。
小泉淳作筆。
2002年に創建800年の記念に描かれたものだそうです。

迫力がありますね〜。
 


さて、ここから建仁寺塔頭 両足院と、正伝永源院を巡ります。
 
国宝茶室「如庵」は、元和4年(1618年)に、織田有楽斎によって、

京都・建仁寺の塔頭・正伝院が興された際に建造された茶室です。


ホンモノは愛知県ですが、こちらも愉しみです。

修学院離宮の参観記録 【京都への旅】

  • 2019.03.20 Wednesday
  • 23:12
無謀ともいえる、修学院離宮へのアポなし当日参観。

大人の皆さまは、
きちんと宮内庁のホームページで予約してから行かれることをおすすめします。

テントをしまい始めた係員さんに「待って〜。」と声をかけ、最終3時の参観に間に合いました。

着物姿で必死の形相だったからか、少し心配そうにみていた係の方のその理由は、あとになってわかりました。。

こちらが全体図↓です。
修学院離宮の田圃を中心にして3つのエリア(下離宮・中離宮・上離宮)に分かれています。
 

参観はこの3つの離宮を巡ります。


高低差45メートル。
距離4キロ以上。
(えっ、本当ですかっ?)

齢80越えの母、しかも小雨、砂利道、果たして大丈夫なのか、、と思いましたが、
彼女はもうさくさくと傘さして歩き出しているし、もうついていくしかありませんっ。



ここで少し修学院離宮のお勉強を。
修学院離宮は17世紀中頃、後水尾上皇によって比叡山の麓の広大な敷地に造営されたもの。とにかく自然の借景のが随所にあり、山の離宮とも。

造営当時は、絢爛豪華な桃山美術とは一線を画し、
平安時代の貴族が好んだ王朝文化の再現の憧れがあった時代。
池に浮かべた船上で和歌を詠み管弦をかなで、『源氏物語』の舞台が再現されていたようです。

後水尾上皇は文化の担い手としても後生高い評価がある方でした。




晴れてきました。
こちらは御幸門。なんかこの雰囲気、神宮にも似ているような。。

まず最初に「寿月観」が見えてきます。
こちらの扁額は後水尾上皇の宸筆だそうです。




お庭には灯篭も。
袖型灯篭、朝鮮灯篭などを配しているそうです。
苔もびっしりです。

小川と小さい瀧も見えます。


 

襖絵には中国の故事・虎渓三笑(こけいさんしょう)の絵。岸駒の作だそうです。




建物と庭、そして比叡山のほぼ麓に近いこの立地感は、急に晴れたと思ったら
また雨が降ってきたりと、
もともとが気候が安定しない場所だとガイドさんは言っていました。
 
確かにこの後、またもや雨にやられるのですが。。笑)

 


さて、寿月観を後にして、中離宮へと向かいます。
山が萌えはじめた早春の気配の田畑を左右に見ながら細い松並木道を200メートル程歩いたでしょうか。。
京都とは言っても、まさに山中。
 
周囲の畑・田圃の風景が、長野にも似ていて。。

 


違うのはここには離宮がある不思議さのみ〜。


さて、こちらは中離宮の客伝。↓
中離宮は後水尾上皇の第8皇女・光子(てるこ)内親王のために造営された朱宮(あけのみや)御所が前身だそうです。
なので、どことなく雅な中にも女性好みの設えを感じられたりしました。
 
客伝は東福門院(後水尾天皇女御、徳川2代将軍秀忠娘)の女院御所の奥対面所を移築したものです。

 


奥の霞棚は、桂離宮の桂棚、醍醐寺三宝院の醍醐棚とともに「天下三棚」の一として知られています。
そういえば、2時間ほど前に桂離宮を参観したときに、観ました!
 

こちらは楽只件の「吉野山桜図」屏風。↓
 


ほ〜っとため息。
一足先に屏風で花見です。


さて、いよいよ道を戻って、今回の最難関、上離宮へと向かいます。

松並木の先が上離宮ですが、見えません〜。
雲行きもますます怪しくなってきました。

 

しかし、母へこたれずっ!
登る、登る。

 


と、がんばった私達を迎えてくれたのは
浴龍池(よくりゅうち)と大刈込を中心とした壮大な庭園でした。


隣雲亭から浴龍池をみます。
空気が澄んでいるとここから大阪の高層ビル群まで見れるんだそうです。

 


さて、少し下りながらこの浴龍池を周回しながら散策です。(まだまだ歩きますよ〜。)
こちらは千歳橋。

 



↓こちらは木製の長さ2件あまりの楓橋。

 


橋を渡って、中の島につきました。
こちらには窮邃亭という建物があります。


↓この扁額。窮邃、は
後水尾上皇のご宸筆。
 


部屋の中は、18畳の1室とし、間仕切りはなく、東に水屋があります。
6畳分を框一段分高くなった「上段」がありました。

 


さきほどの中離宮と比べると装飾はなく随分質素な印象を受けます。


でも、ちょっと外へ出るとこのよぅな景観ですから、
上皇にとっての贅沢は、きっときらびやかな装飾ではなかったのですね。。
意識的に装飾的なものを一切はぶいている気合いさえ感じます。。

 


 
雨の降りが強くなってきました。
 


修学院離宮、
桂離宮とはまた違った自然との一体感を感じる山荘の雰囲気でした。


自然の厳しさや素晴らしさがここにいるだけで実感できたのでしょうね〜。

母も無事ど根性で歩き通すことができました。
皆様の参観の天気の良いことをお祈りします〜。
宮内庁の方の説明も丁寧でとてもわかりやすかったので有りがたかったです。
皆様もぜひ一度ご参観くださいね。



 

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